日々つらつら思ったことをオチもなく つぶやいたりボヤいたりを備忘録っぽく ( ..)φメモメモ
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【蛟】(西行)
・花見れば そのいはれとは なけれども 心のうちぞ 苦しかりける
(桜の花を見ると、これと言った理由とては無いのだけれども、心の中が苦しいのであった。)
・深き山に すみける月を 見ざりせば 思ひ出もなき 我が身ならまし
(深山(地名)に澄み輝いていた月の光――あの光を見ることがなかったならば、思い出もない我が身であったろう。)
・水底に 深き緑の 色見えて 風になみよる 川柳かな
(風に吹きなびく川柳の影が濃い緑となって澄み切った川水の底に映え、一面の小波にちらちら揺れている)
・くまもなき 月の光に さそはれて 幾雲居まで ゆく心ぞも
(すみずみまで隈なく照らす月の光に誘われて、遥かな雲井の彼方、何処まであくがれて行く心であろうか。)
・つくづくと 物を思ふに うちそへて 折あはれなる 鐘の音かな
(つくづくと物思いに耽っていると、哀れを添えるように、折しも悲しい鐘の音が響くことであるよ。)
⑦花に染む 心のいかで 残りけむ 捨てはててきと 思ふわが身に
(どうしてまだ花を美しいと感じるのだろう、全ての執着を捨てたはずなのに)
①花散らで 月は曇らぬ よなりせば ものを思はぬ わが身ならまし
(花は散ることなく、月は曇ることのない夜
そんな夜であったならば、自分はもの思うことはないであろうに)
②面影の 忘らるまじき 別れかな 名残を人の 月にとどめて
(いつまでも面影の忘れられそうにない別れであるよ。
別れたあとも、あの人がなごりを月の光のうちに留めていて…。)
③とにかくに 厭はまほしき 世なれども 君が住むにも ひかれぬるかな
(あれこれと厭いたいと思うこの世であるが、君が住んでいるので心を惹かれることだ)
④さまざまに 思ひみだるる 心をば 君がもとにぞ 束ねあつむる
(あなたを思っては様々に乱れる心を、結局またあなたのもとに束ねて集めるのです。)
⑤あはれとも 見る人あらば 思はなむ 月のおもてに やどす心を
(今私と同じように月を見ている人がいたなら、せめて哀れとでも思ってほしい。
月に恋人の面影を偲び続け、その面(おもて)にいつまでも留まっている私の心を。)
・この世にて またあふまじき 悲しさに すすめし人ぞ 心みだれし
(この世においてまた会うことのない死別の悲しさに、 臨終正念をすすめた私のほうが、
死に行く西住(人名)よりも 心が乱れてしまいました。)
※臨終正念:臨終の際、心を乱すことなく、 阿弥陀仏にひたすら念じて極楽往生を願うこと
・なにとなく さすがに惜しき 命かな ありへば人や 思ひ知るとて
(今さら惜しくはないと思いながら、その一方では、やはり何となく惜しくなってくる我が命。
生き長らえていれば、あなたが私の心に気がついてくれる時も来るのではないかと。)
・死出の山 越ゆるたえまは あらじかし なくなる人の かずつづきつつ
(戦によってあの世への山を越えて行く人の流れが絶える事はないのだろうか。
今日もまたそこかしこで戦で人が死んだという話を聞くにつけて)
⑥いとほしや さらに心の をさなびて 魂(たま)ぎれらるる 恋もするかな
(我ながら不憫なことだ。どんどん心が幼くなって、魂を失うくらい切ない恋をすることよ。)
(「好き」成分しかない少年のような恋って感じかな?)
≪ 唐紅√ ≫
・あはれあはれ この世はよしや さもあらば あれ来む世も かくや苦しかるべき
(ああ、現世のことは、ままよ、どうとでもなれ。しかし、来世もこのように苦しいものなのだろうか)
・嘆けとて 月やはものを 思はする かこち顔なる わが涙かな
(嘆けといって月が私に物思いをさせるのだろうか。
そうではないのに、月のせいにして恨めしくこぼれ落ちる私の涙であることよ)
※月やはものを思はする→月が物を思わせるのだろうか、いやそうではない。「やは」は反語。
※かこち顔→相手のせいにして咎めるような顔つき。恨みがましい表情。
・ねがはくは 花のもとにて 春死なむ その如月(きさらぎ)の 望月の頃
(願わくば、桜の花の咲く下で、春に死のう。釈迦入滅のその時節、二月の満月の頃に。)
※如月の望月=2月15日。釈迦の命日。
【姫】(万葉集)
①物思ふと 人に見えじと なまじひに 常に思へり ありそかねつる
(誰かに恋してると人に悟られないように
いつも普通に振舞っているけれど本当は死にそうなくらい苦しいのよ)
②なかなかに 黙もあらましを なにすとか 相見そめけむ 遂げざらましくに
(どうせなら黙っていればよかった
どうして逢ってしまったんだろう添い遂げることも出来ないのに)
③つれもなく あるらむ人を 片思に 我は思へば 苦しくもあるか
(私に関心がなく、つれないあなたに片思いしている私は苦しくてどうしようもないよ)
④紫の にほへる妹を 憎くあらば 人妻故に 吾恋ひめやも
(紫草のように香れる君がもし憎かったなら、
いまは兄の妻の君をどうして恋い慕うことがあるものか)
・天地(あめつち)の 底ひの裏に 我(あ)がごとく 君に恋ふらむ 人はさねあらじ
(この世界中、天地の果てにだって、私ほどこんなに愛しい人を想っている人はいないのです)
【唐紅】(古今和歌集・新古今和歌集)
①思ふには 忍ぶることぞ 負けにける 逢ふにしかへば さもあらばあれ
(あなたを慕う気持には、人目を憚る気遣いが負けてしまった。
逢うことと引き換えにするのなら、どうなろうと構うものか。)
②世の中に 絶えて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし
(世の中に一切、桜というものがなかったら、春をのどかな気持ちで過ごせるだろうに)
③月やあらぬ 春や昔の春ならぬ 我が身一つは もとの身にして
(この月は昔の月と違うのか。この春は昔の春とは違うのか。
我が身は昔のままなのだが、彼女だけがいない)
④見ずもあらず 見もせぬ人の 恋しくは あやなく今日や ながめくらさむ
(見たとも言えず、見ないとも言えない人が恋しくて、
今日はただ、わけもなく思いに沈んで暮すことになろうか)
⑤きみにより 思ひならひぬ 世の中の 人はこれをや 恋といふらむ
(あなたによって思い知った。この気持ちを世間の人は恋と言うのだろうか。)
【いろは】(いろは歌)
・みをつめぱ 物思ふらし ほととぎす 鳴きのみまどふ 五月雨のやみ
(「あめつちのことば 【天地の詞】の13首」 平安初期の手習い歌(字母歌))
①色は匂へど 散りぬるを 我が世誰そ 常ならむ 有為の奥山 今日越えて 浅き夢見じ 酔ひもせず
(花は咲いても散ってしまう。
そんな世の中にずっと同じ姿で存在し続けるものなんてありえない。
「人生」という険しい山道を今日もまた1つ越えて
はかない夢など見るまい、酔ったりもしない。)
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みぃみぃ
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女性
趣味:
BL漫画 ときどき BL活字を 脳内に流し込む事
自己紹介:
※ ※ ※
読書記録ブログを引っ越したので
ここには日記というよりは
つらつらと思ったことを
メモっとく感じで。
オチなし。中途半端…(^_^;)
※ ※ ※
世の中的には
オバサン年齢になったわ。
でも最近思うのよ。
中身はいつまでも10代…。
高校生辺りがピークかなぁ
( ̄▽ ̄)( ̄▽ ̄)
ま、人生そんなモンだろ的な
日々を送ってマス(^^ゞ
読書記録ブログを引っ越したので
ここには日記というよりは
つらつらと思ったことを
メモっとく感じで。
オチなし。中途半端…(^_^;)
※ ※ ※
世の中的には
オバサン年齢になったわ。
でも最近思うのよ。
中身はいつまでも10代…。
高校生辺りがピークかなぁ
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